和歌山旅行(8月20日(土))
こんにちは、K.Tです。毎日暑い日が続きますね~。
世間ではオリンピックや高校野球が盛り上がり、まさにスポーツの季節です。そんな今の季節に私たち鉄研メンバーは秋の学祭の準備を行わなければなりませんが、皆で鉄道旅行に行く機会が巡ってきました。以前は合宿で京都・加悦に行きましたが、今回は和歌山方面です。
私は小学生時代に家族で白浜に行き、約10年ぶりに和歌山に行くことになります。しかも今回は和歌山駅と御坊駅に初めて降りました。
さて、どんな旅になったのでしょうか?早速本題にまいりましょう。
▲集合場所は和歌山駅です。この駅は阪和線、和歌山線、紀勢本線、和歌山電鉄が乗り入れます。
▲最初に乗るのは和歌山電鉄・貴志川線です。この路線は元々は1916(大正5)年に開業した和歌山~貴志を結ぶ南海電鉄・貴志川線でしたが、2006(平成18)年に譲渡されました。
▲この路線はユニークな車輌が走っており、私たちが乗車したのは“おもちゃ電車”でした。しかもデザインは水戸岡鋭治氏によって行われました(水戸岡さん、凄いですね~!!)。
▲▼車内から風景が見られます。以前行った加悦を思い出します。
▲和歌山駅から約30分で終点・貴志駅に着きました。ん?何かを連想させる駅舎だなぁ。皆さん、もうお気づきですね?
▲▼そう!!和歌山電鉄といえば、たま駅長です!!猫が駅長を務めているというこの駅の最大の目玉なのです!!因みにこの日は終始寝ておりました(笑)
▲地元の方に写真を撮って頂きました。
この駅では様々な猫のデザインが施されていますが、今回はあえて記事に載せないことにしました。理由はこのブログを閲覧されている皆様のお楽しみを低下させるからです。是非一度行かれてはいかがでしょうか?(尚、ここでは地元の方のお話も聞けました)
▲和歌山駅に戻るところ、乗車したのは何と!南海色の車輌ではありませんか!これは偶然でした(笑)この路線は本当に多彩な車輌が多いところが目玉です。
▲さて、和歌山駅で降りて街に出ました。和歌山といえば、一度和歌山ラーメンを堪能したいところです。
▲私が頼んだのは大盛りです。ご覧のようにかなりボリュームがあります。値段は800円でした。
▲▼一向は再び和歌山駅に戻り、普通電車で御坊駅に向かいました。
▲そこから紀州鉄道に乗り換えました。この路線はJR御坊~西御坊のわずか2.7㎞を結ぶ単線非電化路線です。1928(昭和3)年に地元住民が“御坊臨港鉄道”として御坊~日高川(現、廃止)間を結ぶために開通しましたが、1972(昭和47)年に東京に本拠を持つリゾート開発会社鶴屋商事グループに買収されたことで“紀州鉄道”と改称され、現在に至っています。
▲▼現在の終点・西御坊駅ですが、住宅街の中に在る簡素な駅となっています。
▲西御坊駅から先は廃線跡となっており、かつて終点だった日高川駅まで続いています。一同はその日高川駅跡まで歩きました。当時の線路を初め、踏切や信号機などの一部が残されています。
▲▼日高川駅跡です。草が生い茂っている中にかつてのプラットホームの跡が残されています。この駅は1989(平成元)年に乗客数が少なかった事から廃止になりました。
この路線自体は列車の本数や利用客は少ないですが、今でも地域住民の生活の足として活躍しています。
▲その後は紀伊御坊駅まで歩きました。この駅では紀州鉄道のグッズが買えます。
一同はここから御坊駅まで乗り、JRに乗り換えて帰路に就きました。今回の旅では和歌山県のローカル鉄道に乗りましたが、それらの歴史を遡ると様々な経緯を経て現在に至っている事がわかりました。他会社への譲渡・買収でいかに運営を維持していくか、色んな手法を使っていることを感じました。和歌山は海や山といった観光地が多くありますが、今回乗った鉄道に乗るのもいかがでしょうか?是非お勧めします!!
【オマケ】
阪和線、紀勢本線には多彩な電車が走っています。今回は主なものを載せます。
【参考文献】
全国鉄道事情大研究~大阪南部・和歌山篇~(著:川島令三、草思社)